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田園風景に懐かし看板、昭和へタイムスリップ

足利北郷地区は、この街、市域の中でも古くから農耕が始まったと言われる地域で、人々の暮らしにまつわる遺跡や伝説なども多く残るところ。そんなエリアに、またお気に入りの場所を見つけた。

栃木県初の国の名勝に指定された庭や、所蔵する高隆古作の屏風「富士巻狩図」が、栃木県の重要文化財に指定された『厳華園』をご存知の地域の方は多いでしょうが、そのご近所さんにとても雰囲気のあるカフェがあるのです。

もともと、このエリアには、まだまだ田んぼがたくさん残り、日光山地へ続く低山が織りなす里山を生かした製材所なども見かけるのどかな風景が続きます。

 
袋川が月谷町へ入る手前の県道284号(松田大月線)と交差点の橋の左側に細い側道がある。
その道をこわごわと入ってゆくと、田んぼが多い地域には不釣り合いなモダンなコンクリート作りの建物が見えてくる。おすすめのスポットはその奥にあった。

以前から地元のタウン誌で見知っていたのだけど、今回始めてそこを訪ねてみた。

そのお店は『昭和カフェ』、、、なんともズバリお店の雰囲気を表した店名です。それもそのはず、民家のような、昭和風の建物の扉を開けると、、、

そこは、在りし日のばあちゃんの家のような、白熱球の灯りが似合う昭和感たっぷりなカフェでした。
ミシン台、柱時計、茶箪笥、鏡台、、、多くを語らずとも、来てみれば納得の雰囲気あふれる空間でした。こんな場所で人知れず、庭先の光だけで読書したいなぁ・・・と思った瞬間でした。

<トチナビ/昭和カフェ>

<足利月谷町・厳華園