足利市田島町・光明寺
足利のまちなみ,  足利の歴史遺跡,  足利の艶

足利氏ゆかりの寺・光明寺

足利市北部、北郷地区は足尾日光に続く低山による山里の雰囲気が漂うスポットです。

その北郷地区の赤松台という1970年代前後に開けた住宅地の北縁に、まだ田んぼを周りに抱える寺があります。寺のすぐ北側を北関東縦貫道路の高架が走っています。

南側の山門から境内に入るとコンパクトながら、きれいに整備された庭に目が引かれます。京風の枯山水を表現した庭には、小僧さんや六地蔵、大きな眠り地蔵などいたるところに石の地蔵様が隠れています。

ここ光明寺は、足利市内中心部にある足利学校東横の善徳寺と同じく仏満禅師・大喜法忻和尚の開山となります。この大喜法忻和尚は、足利義氏(古河公方5代)の孫である今川家初代国氏の四男といわれ、足利一門であることから、寺のそこかしこに足利紋(丸に二引き)が使われています。

さらに本堂の横には足利市の重要文化財に指定されている宝歴六年(1756年)の創建の鐘楼があり、臨済宗妙心寺派に属し約650年の歴史があるそうです。また毎月第3日曜の15:00〜坐禅会も開催していますし、4~5月には、境内の牡丹が満開となることから「ぼたん寺」とも呼ばれているのだそうです。

なるほど、きれいに整備された寺庭にボタンが咲き競ったなら、さぞや見栄えが良いことでしょうね。

 

<足利氏の歴史:足利氏にゆかりの寺院 (光明寺)>
http://brainnet.kir.jp/History/Page6/page6-19.html