足利なところ

足利なところ

このまち、足利市(あしかがし)は北関東の栃木県南西端にあります。隣の群馬県と接していて東京近郊の人から見ると、『栃木県なのか群馬県なのかわからない。』という人が多いです。

 まちの真ん中を「渡良瀬川」が流れています。この”わたらせ”と云う音が私はすごく気に入っています。大好き!その渡良瀬川は、日光の山々の懐から始まり群馬県をずいぶん流れてから足利のまちなかを流れてきます。そしてやがては関東の大河・利根川に合流するのです。

東京都心から電車で90分ほど、高速でも同じくらいかな? いにしえ、江戸時代は水路(江戸川、古利根川など)から利根川、渡良瀬川を経由した水運が発達してまちの主製品である絹織物などが江戸に運ばれたとか・・・。今も昔も、東京都は付かず離れずで絶妙の位置にある「都心に近い田舎町」と言えると思います。

近年は、歴史的遺産(栃木県内で一番寺社数が多い、国宝を持つ鑁阿寺や日本最古の総合大学の足利学校など)やあしかがフラワーパークへの集客も多いですが、都心から自転車を積んで電車で来て関東平野の終わりの低山(日光足尾へ続く山塊)のサイクリングを楽しむ人も増えています。

日帰りや一泊でも、歴史と自然にたくさん出会える懐の深い小さな町です。