足利学校門
足利の伝説,  足利の歴史遺跡,  足利の食と文化

足利氏,上杉氏,徳川家が支援した高等教育

中世の大学って何?何を教えるところ? 以下はWikipediaさんから引用です。

足利学校(あしかががっこう)は、下野国足利荘(現在の栃木県足利市)にあった、平安時代初期(もしくは鎌倉時代)に創設されたと伝えられる中世の高等教育機関。室町時代から戦国時代にかけて、関東における事実上の最高学府であった。創設年、創設者については諸説ある。「坂東の学校」と称された。1868年(慶応4年/明治元年)まで存続、1915年(大正4年)図書館となる。

ぶっちゃけ、中世から戦国時代にかけて世を渡る士族階級のエリートを創生するために儒学を中心として、易学(占いと言う意味だけでなく、戦や政など諸行の適時を判断する基準つまり戦術や調略、心理学、医学、など様々な知識)を教育した施設と言う事らしいです。

戦国時代など、参謀や将校として召し抱えられる者の多くがこの足利学校で学んだエリートたちだったと・・・。そうした意味での「総合大学」らしいです。儒教の祖と言われる孔子が祀られており、最初にそうした教育を始めたのは足利源氏らしく、また学校の中興や存続に支援した上杉氏や徳川家らとの結びつきが深かったことは、この施設を見学すればよくわかります。

教育の原点、、、、ということで今では足利は教育のまちとして日本遺産『近世日本の教育遺産群』に指定され、さらに世界遺産へ登録させようという活動が続いてます。

そういえば、小学生の時、足利学校に近かったので、夏休みの暑い日には母親から『(足利学校内の)緑陰図書館でも行って勉強してきなさい!』って言われたなぁ。その時の緑陰図書館と市民が呼んでいたのは、「足利学校遺蹟図書館」で、それまで足利学校に伝わる歴史書などを保管していたようです。

1980年代に敷地内にあった足利市立東小学校の移転を期に再整備が進められ、1990年(平成2年)に建物と庭園の復元が完了し、江戸時代中期のもっとも栄えた時の様子が再現、公開されています。

 

ここです・Map!>足利学校
https://goo.gl/maps/wUQXwpi7d7XMoE8g8