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森高千里が歌う八雲神社はどこだ!

森高千里さんが歌う「渡良瀬橋」・・・に出てくる『八雲神社』は平成24年(2012)12月の火災で焼失しました。が、その八雲神社ってどこにあるの?市内の人間ならいざしらず、他地域の人なら土地勘もなくて、その場所もままならない。

歌詞の文脈から想像したときに該当しそうな八雲神社が足利市には2箇所あります。通り5丁目角にある八雲神社と、緑町にある八雲神社ですが、、、どちらも『床屋の角の公衆電話』からほぼ距離も同じくらいです。歌が流行った頃は、どちらの八雲神社が歌われたのか分からない状態でしたが、本人へのインタビューなどで緑町の八雲神社が舞台とわかりました。

その、緑町の八雲神社が焼失後、森高さんが公式サイトで「思い出の神社がまさか火災になって」などとコメントすると、全国のファンから見舞金が相次ぐなど話題になった。足利などで開催したコンサートの収益金の一部など約200万円を含め、地元関係者ら約1千人から約6千万円の寄付が集まり再建が加速。また宮司の桜木宏紀氏(77)と伊勢神宮の幹部が懇意だったことから、平成25年の伊勢神宮の式年遷宮に伴い解体された社殿「月読荒御魂宮(つきよみのあらみたまのみや)」のヒノキ材が譲渡されることになり、2017年12月に早々と再建された。

この八雲神社は、公式ページでも『總社八雲神社は、日本武尊命が東征の途次、出雲大社の御祭神を勧請したのが創建と伝えられています。貞観11年(869年)に清和天皇が東国第一勅願所と定め、京都の八坂神社、愛知の津島神社の三神社に勅願所と定め、疫病退散、国家安泰を祈らせました。』と語られているように大変歴史が長い、地域でも重要な社です。

さて、足利市内にはこの他5箇所の八雲神社がありますが、栃木県下でも神社仏閣が一番多い自治体です。”歴史の街”と標榜するに好都合な地域と言えるでしょう。

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