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足利城主・長尾景長の家臣-春山家館跡地の今・・・

助戸東山の北端近く小さな谷間に立派な切り通しがある。
北へ100mも歩けば山裾になるのに、なぜこの場所を切り通しにしたのか不思議なのだ。その訳は・・・

戦国時代末期、この谷の東側に地域を収めた武将・長尾但馬守景長の重臣影山家の館があった。しかるに、館からの小路などが設けられていて、それが近年になり地域住民の利便のために広げられたのではないだろうか。

その影山家の邸宅跡地は、昭和になり結核患者を収容するために病棟が作られた。それが役割を終えて一般病棟になり、さらに時間を経て、現在は太陽光発電所と無料の見晴台となって生まれ変わった。
そこから見下ろすと、この街の東半分が見渡せる。春山家の邸宅があった時代には、これほどの甍はなく、静かな里風景だったろうが、いまでもそんなイメージを感じさせるのどかな街並みが広がっている。

 
そう、そう、、、面白いエピソードがパネルにして掲げられている。

結核病棟は、足利日赤病院の”東山分院”としてであった。その地域の拠点病院だった”足利日赤病院”の初代院長は、あのオノ・ヨーコさんの叔父である小野康平氏だという。

 

ここです・Map!>山展望台
https://goo.gl/maps/RMEy8KL9pgvgT6Bb9